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ドライマウス

今回はドライマウスについてお話します。

唾液には潤滑作用、粘膜の保護作用、洗浄作用、抗菌作用などがあり口腔内を健康な状態に保つ役割を担っています。
唾液分泌の減少により口腔粘膜が乾燥した症状をドライマウスといい日本国内の患者数は800~1000万人にもなるといわれています。

年齢的には65歳以上での発現頻度が高く75歳以上の高齢者では約60%にドライマウスが認められます。
ドライマウスは症状が進行すると単に口腔内が乾燥するということだけではなく、虫歯、歯周病、味覚障害、食物摂取障害、口腔カンジダ症、また夜間の睡眠を妨げるといった症状につながります。

ドライマウスの治療には原因となっている生活習慣病や服用薬剤を見直す事と、口腔ケアにより症状を緩和する方法があります。
保湿剤や口腔用の軟膏などは使用方法を誤まると、かえって症状が悪化する場合もありますので、ドライマウスが気になる方はまず、医療機関を受診し適切な診断、治療を受けましょう。

 

担当 石井豪

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